安すぎるお米と、出回らない野菜

こんばんは!

昨日は、台風によって発生した土砂崩れにより埋まってしまった井堰(川から田んぼに水を引くための水路)の復旧作業を、田んぼ持ちの世帯、及び田んぼの耕作者が総出で行いました。

はじめ、土砂崩れの復旧と言われてもピンときませんでした。

現場に行ってみると、たしかに崩れてました。 崩れているというのは、山の斜面ごと流されてる感じでした。

私は、はじめの一時間ほどは、隣保で持ち回りで担当している小規模の崩れの箇所の土砂あげをやっていたので、 もともとの状態はわかりませんが、それでも本来の溝(深さ1m幅1mくらい)より50cmくらい上まで、土砂がうまっていました。

崩れの幅は6mくらいです。

この現場は、最終的に総勢30名くらいが集まって、土砂をあげ続けました。

ちょうど東向きのところで、直射日光がもろにあたり、なかなか過酷でした。 土砂の中には、二人ではとても動かせない大きな石があり、ドリルをもってきて、割ってから石を除けたりもしました。

すぐ下は、フェンスが一枚あっての道路、そしてすぐに揖保川です。   山の斜面は、相当急で、大きな石(直径2mは越えるような石)もゴロゴロしている感じでした。 そんな石が仮に転がってきたら、フェンスを突き抜けて、車道を横切り、川まで落ちると思います。

自然の力というのは、とても人智が及ぶとは思えません。

相当なお金持ちなら話は別ですが、やはりヒトは自然に生かされていると思います。

この井堰の復旧、業者に頼むと70万円かかるそうです。

作業場所は、土砂崩れの現場ですから相当危ない場所です。

それでも、自分たちの井堰だから自分たちで直すんです。

そこまでして、なんで米を作るのか?

今は、若い人は、ほとんどこの作業には出てきません。

今後どうなるんでしょうか?

「そこまでして、日本の米を食べなくていい。」 という意見が大半なのかもしれません。

たしかに、そこまでのコストとリスクをおかして、なんで、安い安い米を作るのか?

この疑問が解決しない限り、稲作農家は減少の一途をたどると思います。

カリフォルニア米でいいのか? パンやパスタでいいのか?

日本人とは、なんなのか? 日本人のアイデンティティは?

これからは国際社会だから、地球人というくくりでいいんちゃうか?

色んな意見があると思います。

日本の水は、本来おいしい。

これは、間違いないのではないか?

おいしい水は、おいしい作物を育てる。

特に水稲は、水ありきの作物だと思います。

日本の水が、きれいになれば、日本の米はもっとおいしくなっていくのではないか。

あのおいしい鰻(ウナギ)は、もう日本には戻ってこないのか?

私は、国際人とは、ある国の特色がにじみ出た人物だと思います。

今、米の買い取り価格は1キロ300円に満てません。

米は一反(1000㎡)あたり400キロから500キロくらいしかとれないのに。

たとえばジャガイモは、一反あたり1500キロ、タマネギは4000キロもとれます。

一般的に水稲は、手間がかからないといいますが、その分、機械代が高いです。

機械を使わなかったら、手間としては他の作物と同じか、それ以上(cf;乾燥さして、籾殻をとって、精米する。)かかると思います。

また、今度計算してみようと思いますが、今の社会の中で、米の値段は安すぎると思います。

こうなったのは、これまで、国の税金が投入されてきたことにもよるようです。

近いうちに、 今後、日本人は、日本の米を食べるか食べないか? の選択にせまられるような気がします。

そして、食べないを選択した場合、日本から田んぼがなくなるか、日本の田んぼの米がすべて中国へ輸出されることになるかもしれません。

私は、パンも食べるし、パスタも食べるし、ワインも飲みます。

でもやっぱり身体の大部分は、元来の日本のもので生きていきたいと思っています。

田んぼは、連帯感です。

一つの川の水をみんなが使っているんです。

だから、誰も見てないからと言って、悪さはしないんです。

もし、山の中でゴミを捨てたら、最終的に、だれかの田んぼにそのゴミが流れつくんです。

むしろ、「情けは人のためならず」です。

好き勝手出来ないし、堅苦しいようにも感じますが、 そのような人柄の人たちが集まっているおかげで、日本はトイレが無料なんだと思います。

なんか色々話が広がってしまいました。

今日は、しらふです。

お金にならないお米のために、日曜日の午前中を返上して、土砂をあげて、お米を作る。

田んぼを手放す人の気持ちもわかる。

でも、私は日本でお米を作りたい。

お金じゃない、効率じゃない世界。

まだ、明確にとらえられていないけど、私は、そこにかけがえのない何かがあると思っています。

さて、 井堰復旧の話はここまで。

本日は、ほぼ自家農園の食材を使って三食を作りました。

上から、朝・昼・夜です。

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朝は、そうめんとナスと人参の油炒め。

昼は、モロヘイヤ・オクラ丼と浅漬け。

モロヘイヤは、さっと茹でて、細かめに切り、すりごまと鰹節、醤油を入れて混ぜれば出来上がり(cf; cook pad)。

モロヘイヤ丼は、見た目や想像以上においしいので、是非食べてみてください!

浅漬けは、朝、人参とキュウリに軽く塩をふっておいたもの。

なお、キュウリは、自社農園のものではありません(地元産)。

夜は、ナスとししとうの油炒めと、サラダと卵かけ御飯。

卵は、本日、「ただまき農園」さんに鶏糞をもらいにいったときにいただいたもの。美味い。

ナスとししとうの油炒めは、油多めで炒めて、みりんor酒をさっとかけて、ショウガと醤油と鰹節。

これは、冷蔵庫で少し冷やしてから食べるのが、個人的にはいいと思います。味もしみるし、さっぱり感も最高です!

なお、そうめん、米、生醤油も地元産です。

下は、けんたろう農園の本日の食材です(ジャガイモ、キュウリは使用してません。)。

大葉は、何にでもあいます。

今回は、そうめんのツユと、モロヘイヤ丼に入れました。

ちょっといれれば食欲増進!

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ここで、一言。

下の写真の市川ナス。

右は結構キズが入っています。

なので、市場には出回りません。

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でも、少しだけ切ってやると、

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中は全然大丈夫です。 キズは、完治しています。

このような野菜が、農家には結構多くあるんです。

少し切るから、その分、安くするのは当然ですが、値段がつかないというようなことは、本来なくてもいいと思うんです。

スーパーで並んでるようなきれいな野菜ばっかりのほうが、絶対不自然だと思います。

たまに、キズから腐るのがありますが、見た目で区別はある程度つきます。 また、匂いでもわかります。

下の写真は、トマト。

私がなんでトマトを毎食食べてるかというと、出荷出来ないトマトが結構あるんです。

右は、キズがある部分。

多くは、左のように切れば、問題なく食べれます。

むしろキズは熟れ出すとつきやすいので、キズがあるものは、たいがい熟れているということです。

だからおいしいんです。

ただ、たまに見た目大丈夫でも腐っている場合があります。これは、匂いで判断してください。 10986662_810610675704770_1201101076560190118_n

本日は、長々。

おつきあいいただいた方、ありがとうございました!

田畑から 食卓までが 遠すぎる

荒木 健太郎 について

2015年3月から兵庫県たつの市新宮町で新規就農した荒木健太郎です。 無農薬・無化学肥料で稲作と少量多品目の露地野菜を生産・販売していきます。 よろしくお願いします。

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