おはようございます!
久々の投稿になりました!
3月で就農して1年が経ちます。
あっちゅうまでした。
これくらい月日が早いのは、大学生活以来でした!
さらに、あのころより情緒が安定していて、(色々な)悩みが少ないように感じます。
ここのところは、3月からの一年、また、新たな気持ちで臨めるよう必死で負の遺産(今年度中にやっておこうと思っていたこと)を片付けている最中です。
まずは、ハウス内の暗渠作り。
ひたすら方々の竹を伐採しては、放り込んでいます。
色々な方に手伝ってもらい、思いのほか早く進んでいて、現在20メートルくらいは埋まりました。
水はけは、抜群によくなっていると思います!!
ハウスの横なども、所々ユンボで深く掘っていたんですが、どうやら水脈があるらしく
水がわき出している箇所が何カ所かあります!
その中の2つがハウス入り口の横にあり、天然の水槽に!!
これはなかなか便利です!
田んぼとしては、相当水はけの悪い土質なんでしょう。
2トンダンプもはまるわけです。
今回、ハウス内まで軽トラを侵入出来るように、道を作っています。
入り口も排水のため掘ったので、そこへ大きな石を投入!
毎日少しずつ石を運びました。
草刈りしていて「ガキンッ」ってあたったり、トラクターかけてて「ガリッ」とあたったりと、ただただ厄介者としか思わなかった石。
それが、今回、水はけをよくして地盤を固めたいときには、不可欠なやつだということが判明!!
そこら中からかき集める始末でした。
適材適所。この言葉が、しっくりきました。
農業は、なんでも生かせる仕事です。
石、ありがとう。
(ただ、あんたはめちゃくちゃ重かった。)
次に、鶏舎作り。
3月には、いつもお世話になっている有機農家さんから、廃鶏を20羽ほどいただけるので、急ぎ作成。
たまたま近隣の方の倉庫整理があり、そんときにいただいた頑丈そうな棚と、コンクリート敷設の時に使う木枠を使って、簡易の鶏舎を作成中。
土台は、隣りの畑で昨年から拾いまくっていた石ころをひき、その上にコンクリートブロック。
水平は、簡易水平器でざっくりはかり、設置。
現状は、コンクリートブロックの上に棚を置いているだけの状態ですが、今のところ、そこそこの安定感です。
風がめちゃくちゃ強いところなので、補強はしっかりめにしようと思います。
これから、屋根の波板と両サイド壁の金網を購入し、頑丈な棚を軸に組み立てていきます。
また、
山裾の井堰の上にかかった木や、キノコ用のホダギを伐採。
井堰は、鹿柵と山の斜面に挟まれた細い空間なので、作業しにくく、また、ツルや枝が絡まって、軽トラに乗せるのが一苦労でした。
ほだぎは、年内に伐採だけでもしておくのがベストみたいです。
年が明けると、新芽を吹き出す準備期間に入るので、キノコ菌としては、侵入・定着しにくくなるのだと思います。
今年は、年内に早く農作業を片付けて、早めに山に入りたいです。
山仕事は、思いの他、楽しい。
ほだぎは、鶏舎予定地横に仮置き。
しばらく置いて、菌を打って、仮伏せして、本伏せ。
今回は、何種類かの木(ノグルミ、クリ、クヌギ? )に、何種類かの菌(しいたけ、なめこ、しめじ、ひらたけ)を打ってみたいと思ってます。
ほだぎは、太いものだと10年くらい(キノコが)出るものもあるようです。
ほだぎの伐採中、
太い葛(かずら;つる性植物の総称)が巻き付いて、木がブランコ状態になる事態が発生!!
(左上から右下にかけて見える木が、宙づりの木です。)
胸高直径は10cm程度ですが、10m以上の木だったので、もし葛が切れて落ちてきたら、重傷になる感じでした。
どうしようか迷ったあげく、木に登ってこのかずら(葛)を切ることに。
木が三股に分かれており、また樹皮に凹凸があったのと、かずらが木にへばりついていたので、なんとかかんとか10メートルくらい登りました。
木の上ってのは、居心地がよかったです。
やっぱり、昔は、猿だったんでしょうか。
いつ木から降りたんだろう。
その選択に至った過程が気になります。
(追い出されたのか、自ら地上に降り立ったのか。)
こういうことは、老後に考えよう。
この葛(かずら)、命綱としては、少し心許ないですが、木登りには重宝しました。
木を宙ぶらりんにさせられるくらいの強度だから、相当です。
鉈で、葛を切り落とし、高所作業終了。
最後は、木を落とした反動で、登っていた木が結構、揺れました。
もし折れそうになったら、ターザンみたいに他の木に飛び移れるものなんでしょうか。
まずは、折れないことを祈ります。
その他、
牛糞堆肥と鉋屑、稲藁、少しの籾殻などを混ぜて、堆肥をこしらえています。
計2トン程度。
やっぱり野菜は、土だということが、昨年、身に染みてわかりました。
ここにもいただいたコンクリート敷設用の木枠を使わせてもらっています。
牛糞の上に鉋屑や籾殻をかけて、少しでも匂い防止を計っています。
鉋屑は、ヒノキのいいにおいが結構します!
下は、もうすぐ植え付けのジャガイモ。
ハウス内で、日光浴させています。
米の乾燥機も一部、解体しました。
結構解体には時間がかかります。
また、鉄製で結構重いので、解体には十分注意が必要です!
身体の危険という意味では、就農後、最大のニアミスがありました。
乾燥機の一番上についている循環籾排出レール(写真の下のバーのような部分)を取り外す一工程前。
まだこのレールが落ちてこないだろうと作業している最中に、突如「ガスんっ」とこのレールが落ちてきて、左手が、排出レールと乾燥機本体の上部枠に挟まりました。
ただ、危機一髪、排出レールが乾燥機外側の出っ張りの部分につかえて、全加重が左手にかかることはありませんでした。(小指から人差し指の間の甲の長さが8cmとすると、奇跡的につっかえた隙間は7cmくらいでした。)
排出レールが思ったよりもだいぶん重たかった(20kgくらいあり、落ちてきたときに、片手で支えられるようなものではなかった)ことに、恐怖を感じました。
落差も40cmくらいあったので、もし挟まっていれば、複雑骨折とかになっていたのではないかと思われます。
原因は、私の不注意、横着、気の弛み、想定の甘さなどでした。
はじめての解体であり、もっと注意する必要がありました。
解体は、二人以上でやるのがベストだということがあらためてわかりました。
この乾燥機の持ち主だった方や、この地域の祖先の方々が、私を助けてくれたんだと思いました。
健康第一、安全第一を、肝に銘じました。
一大事となれば、多少のお金のロスや時間のロスなんかとは、比べ物にならない代償をはらうことになります。
こういうのを運というのだとすれば、人生、運は、すごい大きな部分を占めていると思います。
今回も運がよかったですが、運を頼りに生きるのではなく、このような危険がおこらないよう、注意をして生きていかないといけません。
健康が第一!!
(乾燥機解体での教訓;けんたろう農園の日誌から抜粋)
鹿に食べられたホウレンソウが少しだけ復活していたので、片付けを兼ねて収獲、食しました。
ごちそうさまでした。
遅まきの大根も順調に生育しており、大根おろしでいただきました。
なかなか美味しいです。
下は、誉田公民館祭りで、新龍太鼓出演後、会場に来ていた、たつの市のマスコットキャラクター「赤とんぼくん」と「あかねちゃん」とのスリーショットです。
先日、やっとある程度、確定申告(青色)用の帳簿付けなどが完成しました。
兵庫県が無料で提供している簿記ソフトは、とても使い勝手がよく、驚きました。
大分作業が軽減されたと思います。
ここでも色々格闘がありましたが、細かいことばかりなので、また機会があれば書こうと思います。
とりあえず、事務作業も一段落。
2月もあと3日、気持ちよく3月のスタートをきれるよう溜まっている仕事を全力で片付けたいです。
冬の山 無性に楽しい 山仕事